金融相場が荒れてる背景とは

世界的に金融相場が荒れている。原因は、もちろん原油価格の下落なのだが、一説によると、現金不足に起因した “中東の証券を売ることによる とりあえずの資金確保” が背景ではないか? との指摘もある。また、これも推測だが、彼らが年間に動かす金融資産総額は数十兆円とも100兆円とも言われており、とにかく、こんな金額を目先の利益のため、短期間にやたらと売り買いされたら「そりゃあ、こうなるはずだよね。」という感じである。

しかし、最近のアメリカの本気さには空恐ろしい気さえする。ゼロ金利解除・化石燃料輸出解禁・イランへの制裁解除と、何もかもすべてが「もう中東に関心はない。干渉地としてのアジアにもね。」と言わんばかりだ。自国の原油輸出解禁はもちろんのこと、イランの制裁解除が、かの国の原油を市場へ流出させ、これがさらなる過剰供給を促して価格の下落へつながるのは誰がどう考えてもそうなるに決まってるし・・また、中国や欧州経済の減速を知りながらのゼロ金利解除は、彼らをより苦境に陥れるものでしかない。

やはり米国は・・粛々と計画通りに事を運ぶのであろう。ならばどうやら、日本もいつまでも意味不明の議論ばかりしてる時ではなさそうだ。エネルギー政策に伴う、安保や経済の問題から解放され、地続きの南米へと生産拠点を移すとともに、急激な自動化・IT化を押し進める米国に「日本にも関心はないし価値はない。」とされたらどうなるのか? 今のままでは、とても世界の荒波に太刀打ちできそうもないのは、誰もが想像しうることであろう。

自分で自分の身は守れる? 必要なものは自分で確保できる? 安保もエネルギーも経済も本当に大丈夫なの? おそらく答えはNOだろう。世界情勢は情や慣習では動かない。そろそろ自立の準備を。あらゆる出来事が、そう囁いてるように感じられてならない。