三面記事とフェイクニュース

やっと都議会議員選挙が終わった。これで少しは静かに仕事ができそうである。それにしても近頃は、三面記事的な話題が目白押しだ。三面記事とは・・新聞の社会面記事の事で、一般社会の雑多なニュースを取り上げた箇所を指す。つまりは、巷の井戸端会議のネタを提供する。もしくは 新聞社が発行部数を伸ばす目的で、実際は取るに足らない話題を“あえて”取り上げたもの! といった意味になるだろう。

政府が官僚の利権を少しでも取り上げたり崩しにかかると・・官僚が自ら情報をメディアへリーク。問題でもない事を問題にし、自らのサボタージュをカミングアウトする! のは常だが・・過去には『消えた年金問題』なんて、厚生労働省の《国民に対する背任行為》を、自分たちで「私たちはこんなにダメなんですよ」と、野党に告白し、政府主導を掲げる自民党を失脚させた“成功例”なんかもあるわけで・・

今回は、これを模した文部科学省が同じ行為を行っただけ! とも解釈できるが・・こういった自爆行為を取り上げること自体が、彼らの益へ直結する! のは、もはや国民全体が知ってるはずなのだが・・それでもマスコミは臆面もなく、二匹目のドジョウを狙ってくるのだから、いかにもタチが悪いと言わざるを得ない。

個人的に、少し教育へ関わる者としては、この議論が「大学や各種教育機関・学校法人にとって、その存在が害悪そのものである文科省」の解体や権限剥奪へと、少しでもつながってくれればうれしいのだが、世の中は なかなか そうはいかないのも事実である。

世はネット社会。もはやマスコミへ頼らずとも、誰でも情報が得られる世情となった。ゆえに 増々「火のないところへ煙をたてて」“あえて”話題を作り出さねば、その生存さえ危ういのがマスコミの現在地と言えるだろう。よって、問題でもない話題を騒ぎ立てたり「自分たちで作った話題なら、一般人より先に より詳しく報じられる」と・・メディアが、今後もいろいろ悪あがきにも似た行動を取ることは容易に推測される。

しかし、これに関して “いかに売らんがため・視聴率を稼ぐため” であろうと・・嘘を作り出すのは感心できない。一般人が売名や広告料を得る目的でフェイクニュースを発信する事はよく知られるが、大手マスコミがこれをやれば、朝日新聞NHKと同じで、もはや末期症状と言わざるを得ないからだ。

生き残りをかけて 特ダネを探すのはマスコミの性だが、特ダネがないからといって、限度を超えてニュースを創作し続けたら、これは犯罪であり、やがては社会から抹殺されるに違いないのである。その意味においては、官僚も野党も同様に感じるが・・この結末はいかに! 《経済原理=世の自然の流れ》から逸脱した行いが行き着く先は、マスコミや政治家・役人が考えるほど甘くない! そんな気がしてならないのだが。