名門私立病院が倒産危機

プレジデント オンラインの記事によると・・都内の名門私立病院が、次々と経営難へ陥ってるらしい。

聖路加国際病院』では 夏のボーナスが遅配されたうえに1割カット。監査によって明らかとなった《サービス残業代》を支払ったところ 財務状態が悪化。聖ルカ・ライフサイエンス研究所 解散による資産譲渡で・・帳簿上はやっと黒字だが、実質は約8億円の赤字。『東京女子医科大学病院』は 度重なる医療事故で患者が激減。3年連続の赤字で 医師への給与も満足に払えない状況。国内最古の私立医大『日本医大』も158億円の赤字。有利子負債はじつに629億円。といった有様だ。

筆者は一時期、不動産に関する コンサル業務も手がけてたので、病院経営の惨状については、以前からよく知っている。おそらく ここには、医療ミスや会計操作への懲罰。保険医療費の増額なんかじゃ とても払拭できない 構造的欠陥が潜んでるように思える。

記事内では ★都内 大学病院の医師や准教授の「手取りは20〜30万円程度」当然、他の診療機関でのアルバイトを強いられるが・・度重なる医療事故の原因は、この「アルバイトの合間に診療する無責任体制」にある。★彼らは患者の事より、院内の派閥争いに興味があり、医療ミスが続く 東京女子医大などは その典型例と言える。★医師学会は、総合病院より個人の開業医を優先する。などの弊害も指摘されている。

東京に本部を置く “私立医大” は全部で11だが・・神奈川や大阪は3つしかない。自然淘汰といえば、それまでかもしれないが・・いずれにしろ、私立病院は経営が悪化すれば破綻・倒産するのが定めだ。

そもそも補助金や各種優遇処置で運営されてきた業種なので、米国発の医療圧迫の波が到来すれば、従来の体質では到底生き残れないのはわかっていたはず。『医師しか経営できない病院』が限界を迎えた昨今、一般事業者による 病院経営が解禁される日も近いかもしれない。