都市のゴミが油田に変わる

「都市のゴミが油田に変わる」いよいよ そんな時代になりそうだ。筆者は10年以上前から噂を耳にしてたし、様々な問題(とくに コスト面)が解決されれば、実用化は早い! との見解もあったわけだが・・大手建設会社が こぞって未来都市の『イメージ設計図』を公表した時点で、ゴミの完全リサイクルが盛り込まれてた点からして、もはや実用段階であろう! いつ発表するのか? との予測も十分可能だった次第である。

そして、ほどなく積水化学工業が〈エタノールを微生物で生産する技術〉を公表し、来年から実用プラントを稼働する予定! とのプレス発表もなされたから『やっぱりね』という感じかもしれない。

ちなみに プレス記事によれば・・この「バイオリファイナリー」と呼ばれる手法は『海外からの原油へ頼らなくとも 国内で新しいサプライチェーンを構築可能にする』画期的技術として取り上げられており、さらに エタノールは、全化学品の6割を占める「エチレン」と似た構造を持ってるので 工業原料としても広く活用できる代物でもある! との事。

人間はエントロピーしか出来ない! のは科学の常識。ゆえに リサイクルなど機能しないのは、以前から科学者なら誰でも知ってたことだが・・これまで毎日、ポーズにしか過ぎない無駄な分別作業をやらされてきた私たちの虚しさも、いよいよ終わりの日が近づいてきた印象だ。

世界的マーケットや 官僚の天下り先としての価値しかなかった『再生』という名目が、科学技術によって 真に実用化されるかも! との期待と同時に・・アラブ諸国を筆頭に、原油ビジネスへ興じてきた国々は これからどうするのだろう? との思いも頭をもたげてくる。

AI・IoT・バイオ燃料・プロックチェーンと・・経済は 技術のティピングポイントを迎えて、世界のパワーバランスも刻一刻と変化する時を迎えてるが、それらはもう 遠い未来じゃなく目前に迫った事実であり、ここへ備え、働き方や職場の変革・法の整備など やらねばならないことも目白押しと言えよう。

メディアも含めた〈消えゆく保守のみを目算したカテゴリー〉は いくら停滞を画策しても、もはや流れは止められまい。そろそろ覚悟を決めて(現実を直視して)皆が来たるべき時代へと歩を進める時かもしれない。